私たちは毎日食事をしています。食物中には多くの成分が含まれていて、これらが消化・吸収されて体内に取り込まれます。炭水化物の場合、おもにブドウ糖となって吸収されます。ブドウ糖は血液の中を運ばれて、すべての細胞のエネルギー源となります(血糖といいます)。血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌されて、筋肉・脂肪細胞・肝臓などにブドウ糖が取り込まれて様々な物質に変換されます。このとき、インスリンがうまく働かないと血糖値の高い状態となり、それが続くと糖尿病という病気になります。
また、カエルの子はカエルといわれますが、ヒトの子はヒトですよね。私たちヒトの細胞の中には、ヒトの設計図というべき遺伝子が含まれています。
私の研究は、遺伝子のスイッチをオフにするはたらきをもつ転写抑制因子とよばれるタンパク質を指標にして、インスリンが働くしくみを調べたり、インスリンの代わりをする食品成分を探すことです。この研究が進むと、肥満や糖尿病の予防に役立つと期待しています。
■山田教授の研究室サイトhttp://www.matsu.ac.jp/matsumoto_u/teacher_hp/yamada/index.html